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原液がフッ素の防水スプレーには撥水剤の効果がある

大きな水滴

防水スプレーとして、衣服やシューズに噴きかけて使う薬剤がありますが、この防水スプレーの働きは、撥水剤としての働きと言い換えることも出来ます。撥水というのは、何らかの表面において水を弾き、中にしみとおることがない性質を指しますが、防水スプレーでこうした撥水剤効果を発揮しているのは、実は原液として使われているフッ素コーティング剤なのです。
フッ素コーティングという加工技術において、様々な効果を発揮する主体として活躍しているのは、フッ素樹脂です。防水スプレーを使うと、成分として含まれるフッ素樹脂が服の繊維やシューズの生地の上に薄い塗膜を形成します。この薄膜が撥水剤としての効果を発揮するため、防水スプレーを使ったシューズや衣服は水を弾き、濡れにくくなるのです。衣服やシューズが濡れにくいということは、着心地や履き心地を維持する上で重要なポイントですが、更に重要な意味を持つのは、保温性についてです。水がしみこんだ布や皮は冷えやすく、皮膚に密着して、保温どころか逆に体温を奪ってしまいます。これは、特に冬季間の屋外では、低体温を招く危険な現象であり、防水スプレーによる撥水剤効果は、これを防ぐ上で大きな役割を果たしているのです。